ジュゴンとは?ジュゴンの繁殖対策
ジュゴンは無益か有益か
おはようごございます。
こちらのグループでは、資料等調査により沖縄のジュゴンの生息地が嘉陽海岸と古宇利島近海であり、辺野古は主たる生息地ではないこと、また、親子と見られる残り3頭のジュゴンのみで繁殖ができず、このままでは基地問題と関係のないところで、沖縄の海から姿を消そうとしていることについて情報発信しています。
また、遺伝子的に近いとされるフィリピンより移入し、自然環境下における繁殖を試みるなど、繁殖対策の検討についての提言も行っています。
嘉陽海岸で藻場と外洋を行き来するジュゴン個体A
(防衛省・環境影響評価書より)
http://www.mod.go.jp/rdb/okinawa/07oshirase/chotatsu/hyoukayouyaku/hyoukayouyaku.html
移入、繁殖の実施には、その基礎研究を含めて相当な予算が必要となり、個人レベルではできることではありません。
おそらくは国や県の事業として繁殖対策(研究を含む)を行われないと実施できないと思います。
「税金をかけてジュゴンを増やすのか?」
「ジュゴンを増やして何の得があるのか?」
「居ても居なくても同じではないか」
一部の人はそう言うかもしれません。
費用対効果があるのかといえば、それを算出することは難しいでしょう。
ただ、全く無益かといえば有益な部分も多くあると考えています。
どのような意味で有益かといえば、「大量の栄養を受け渡す運び屋」といいましょうか。
あれほど大量に海草を食べ、外洋と行き来する生き物は、沖縄にはジュゴンだけでしょう。
海外では定置網や刺し網を壊す「害獣」として知られ、沖縄でも定置網にかかって、放流に苦労される漁業者の皆さんも多いでしょう。
一方、「ジュゴンが増えれば魚類等の漁獲量が増えるかもしれない」と考えることができたら、決してマイナス面だけではないはずです。
私が知りえることとしては、沖縄において、これほど大量の海草(アマモ類)を食べる生き物を知りません。
しかも、沖合いとアマモ場を行き来しています。運び屋なんですね。
海草は太陽光と海中に溶けている二酸化炭素、栄養で育ちます。
潮に載ってやってくるものもありますが、主なものは陸からの栄養でしょう。
山の落ち葉が腐って生成される「フルボ酸鉄」などが主たるものだそうです。
本土の漁業者はこうしたメカニズムに目をつけて、「山を育てる」活動をしているところも多いです。
一方沖縄は農地等からの土砂が・・・
海草を食べる生き物といえば、小さなカニやエビなどです。
こうした生き物はアマモ場の中に多く住んでいて、タコ(ユビナガカクレダコ)やタマン(ハマフエフキ)などの魚類の餌になります。
しかしながら、こうした生き物は個体そのものが小さく、食べる餌もごく少量です。
基本的にアマモ場やリーフを中心に生活しています。
そうなると、アマモ場(沿岸部)に栄養が溜まりやすくなってしまうかもしれません。
そこにジュゴンが絡むとどうなるか。
沿岸の海草をごっそり食べます。
その重量は1日に30kgに達するそうです(鳥羽水族館の事例より)
これだけ食べればジュゴンもフンをします。
沖縄のジュゴンは夜間、海草を捕食し、昼間はリーフ外の深い場所にいることが知られています。
リーフ内でもフンをするでしょうし、リーフ外でもするでしょう。
ごっそり食べたアマモの栄養を、リーフ外に運ぶわけです。
あとは中学で習う食物連鎖のサイクルを思い出していただければと思います。
海草からなる大量のフンを基にした食物連鎖で、大きな魚も増えるというわけです。
また、地下茎を食べるために砂を掘り返すので、砂の中に酸素を送る役割もあるでしょうし、アマモ場を更新することで生態系の循環が生まれるとも考えられます。
雑感ではありますが、釣りをしていて感じることは「釣り魚だけではなく、えさになる小魚も減った」ということです。
釣りの対象にも、漁業の対象にもならないような小魚が、明らかに少なくなっています。
もしかするとジュゴンが増えることで、小魚が増えるサイクルができ、大きな魚ももっと釣れるようになる。
いいサイクルができるかもしれないですよね。
(なので、釣り人の皆さんは釣り場の美化等を率先していただきたいです)
上記はあくまでも考察であって、必ずしもそうなるかとはいえないかもしれませんが、ジュゴンを増やすことに対してネガティブな考えをお持ちの方は、こうした効果も期待できるのではということを一考いただければと思います。
なお、また政治的な話になってしまいますが、ジュゴンを増やすことにネガティブな人たちといえば、辺野古=ジュゴンの図式を作りたい人たちが当てはまります。
参考ページ:探偵ファイル スパイ日記
辺野古に集まる“ジュゴン捜索隊”の怪しい本音
http://www.tanteifile.com/diary/2014/11/04_01/
辺野古は主たる生息地ではないこと、残り3頭で増えない、危機的状況を放置し続けてきたことなどを認めざるを得なくなってしまうわけですから、増やされたら困ることが多いみたいです。
なので、「ジュゴンを守れ」と主張する一方、繁殖対策については一切伏せようとします
・・・残念な話ですね。
参考ページ:
→●え?仲井眞氏がジュゴン繁殖を公約に??その真相とは
http://odsog.ti-da.net/e6904769.html
「ジュゴンを増やしたあと、また利用されるのでは?」と心配される方もいらっしゃるでしょうけど、ジュゴンを増やそうが、そのまま絶滅しようが、その手の人たちが基地問題に利用することは間違いないと思います。
どの道利用されることはわかっているのですから、沖縄のジュゴンに関する正しい情報を身につけて、正式な場所で問題を明らかにし、ジュゴンを増やす試みをしたあとも正確な情報発信をしていく。
これに尽きるのではないかと思いますよ。
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ブログの管理も大変なので、コメントは付けられない設定になってしまっておりますが、何かありましたらフェイスブックページにてコメントをお寄せいただければと思います。
https://www.facebook.com/odsog
「重要なおねがい。」もあわせてご覧ください。
ご協力よろしくお願いいたします。
http://odsog.ti-da.net/e6893925.html
こちらのグループでは、資料等調査により沖縄のジュゴンの生息地が嘉陽海岸と古宇利島近海であり、辺野古は主たる生息地ではないこと、また、親子と見られる残り3頭のジュゴンのみで繁殖ができず、このままでは基地問題と関係のないところで、沖縄の海から姿を消そうとしていることについて情報発信しています。
また、遺伝子的に近いとされるフィリピンより移入し、自然環境下における繁殖を試みるなど、繁殖対策の検討についての提言も行っています。
嘉陽海岸で藻場と外洋を行き来するジュゴン個体A
(防衛省・環境影響評価書より)
http://www.mod.go.jp/rdb/okinawa/07oshirase/chotatsu/hyoukayouyaku/hyoukayouyaku.html
移入、繁殖の実施には、その基礎研究を含めて相当な予算が必要となり、個人レベルではできることではありません。
おそらくは国や県の事業として繁殖対策(研究を含む)を行われないと実施できないと思います。
「税金をかけてジュゴンを増やすのか?」
「ジュゴンを増やして何の得があるのか?」
「居ても居なくても同じではないか」
一部の人はそう言うかもしれません。
費用対効果があるのかといえば、それを算出することは難しいでしょう。
ただ、全く無益かといえば有益な部分も多くあると考えています。
どのような意味で有益かといえば、「大量の栄養を受け渡す運び屋」といいましょうか。
あれほど大量に海草を食べ、外洋と行き来する生き物は、沖縄にはジュゴンだけでしょう。
海外では定置網や刺し網を壊す「害獣」として知られ、沖縄でも定置網にかかって、放流に苦労される漁業者の皆さんも多いでしょう。
一方、「ジュゴンが増えれば魚類等の漁獲量が増えるかもしれない」と考えることができたら、決してマイナス面だけではないはずです。
私が知りえることとしては、沖縄において、これほど大量の海草(アマモ類)を食べる生き物を知りません。
しかも、沖合いとアマモ場を行き来しています。運び屋なんですね。
海草は太陽光と海中に溶けている二酸化炭素、栄養で育ちます。
潮に載ってやってくるものもありますが、主なものは陸からの栄養でしょう。
山の落ち葉が腐って生成される「フルボ酸鉄」などが主たるものだそうです。
本土の漁業者はこうしたメカニズムに目をつけて、「山を育てる」活動をしているところも多いです。
一方沖縄は農地等からの土砂が・・・
海草を食べる生き物といえば、小さなカニやエビなどです。
こうした生き物はアマモ場の中に多く住んでいて、タコ(ユビナガカクレダコ)やタマン(ハマフエフキ)などの魚類の餌になります。
しかしながら、こうした生き物は個体そのものが小さく、食べる餌もごく少量です。
基本的にアマモ場やリーフを中心に生活しています。
そうなると、アマモ場(沿岸部)に栄養が溜まりやすくなってしまうかもしれません。
そこにジュゴンが絡むとどうなるか。
沿岸の海草をごっそり食べます。
その重量は1日に30kgに達するそうです(鳥羽水族館の事例より)
これだけ食べればジュゴンもフンをします。
沖縄のジュゴンは夜間、海草を捕食し、昼間はリーフ外の深い場所にいることが知られています。
リーフ内でもフンをするでしょうし、リーフ外でもするでしょう。
ごっそり食べたアマモの栄養を、リーフ外に運ぶわけです。
あとは中学で習う食物連鎖のサイクルを思い出していただければと思います。
海草からなる大量のフンを基にした食物連鎖で、大きな魚も増えるというわけです。
また、地下茎を食べるために砂を掘り返すので、砂の中に酸素を送る役割もあるでしょうし、アマモ場を更新することで生態系の循環が生まれるとも考えられます。
雑感ではありますが、釣りをしていて感じることは「釣り魚だけではなく、えさになる小魚も減った」ということです。
釣りの対象にも、漁業の対象にもならないような小魚が、明らかに少なくなっています。
もしかするとジュゴンが増えることで、小魚が増えるサイクルができ、大きな魚ももっと釣れるようになる。
いいサイクルができるかもしれないですよね。
(なので、釣り人の皆さんは釣り場の美化等を率先していただきたいです)
上記はあくまでも考察であって、必ずしもそうなるかとはいえないかもしれませんが、ジュゴンを増やすことに対してネガティブな考えをお持ちの方は、こうした効果も期待できるのではということを一考いただければと思います。
なお、また政治的な話になってしまいますが、ジュゴンを増やすことにネガティブな人たちといえば、辺野古=ジュゴンの図式を作りたい人たちが当てはまります。
参考ページ:探偵ファイル スパイ日記
辺野古に集まる“ジュゴン捜索隊”の怪しい本音
http://www.tanteifile.com/diary/2014/11/04_01/
辺野古は主たる生息地ではないこと、残り3頭で増えない、危機的状況を放置し続けてきたことなどを認めざるを得なくなってしまうわけですから、増やされたら困ることが多いみたいです。
なので、「ジュゴンを守れ」と主張する一方、繁殖対策については一切伏せようとします
・・・残念な話ですね。
参考ページ:
→●え?仲井眞氏がジュゴン繁殖を公約に??その真相とは
http://odsog.ti-da.net/e6904769.html
「ジュゴンを増やしたあと、また利用されるのでは?」と心配される方もいらっしゃるでしょうけど、ジュゴンを増やそうが、そのまま絶滅しようが、その手の人たちが基地問題に利用することは間違いないと思います。
どの道利用されることはわかっているのですから、沖縄のジュゴンに関する正しい情報を身につけて、正式な場所で問題を明らかにし、ジュゴンを増やす試みをしたあとも正確な情報発信をしていく。
これに尽きるのではないかと思いますよ。
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ブログの管理も大変なので、コメントは付けられない設定になってしまっておりますが、何かありましたらフェイスブックページにてコメントをお寄せいただければと思います。
https://www.facebook.com/odsog
「重要なおねがい。」もあわせてご覧ください。
ご協力よろしくお願いいたします。
http://odsog.ti-da.net/e6893925.html